「社会を変えるフェアトレードのラベル?」その意味を調べてみた!

こんにちは!しらすです🐟
寒くなり、師走の由来にあるように、なにかと毎日忙しい時期になりましたね。
私も年末までにやりたいことで溢れており、このままではクリスマス気分ではいられません!
とかいいながらも今年はどのお店のシュトーレンを食べるか迷っていますし、
お正月には山に登って、日の出を拝んでついでにおいしいコーヒーを飲みたいな~
なんて先のことばかり考えています。
1.みなさん、フェアトレードって聞いたことありますか?
話がそれる前に、今回のテーマに関することとすれば、今年一年を振り返ると日本でも世界的にも、
SDGsであったり、地球や環境のことを考えた取り組みが増えましたね。
いままでも、取り上げられないだけで実践していた企業もあるかもしれませんが、
日本ではレジ袋が有料化されたり、お菓子や飲料などの商品に使われるプラスチックを減らしたりと
生活で当たり前となっていたものが変化していきました。
その生活に慣れてきたことを考えると、当たり前を疑うことで環境を変えることができるのかもしれませんね。
これから数年でもっと幅広く増え、身近になっていくのかもしれません。
生活の中で一番身近である「食」の面では、フードロスを減らすために、
一部のカフェやコンビニでは一定の時間になると割引を行い、なるべく廃棄しないようにしています。
同じように、パンやおにぎりの陳列棚に「てまえどりご協力お願いします」と書き、
賞味期限が近いものから取る意識を持たせています。
わたしたちが普段から協力してできることですね。
では、ここで1つ視点を変え、日本のみならず、世界に向けて協力できることってあるのか考えてみました。
みなさん、フェアトレードって聞いたことありますか?
いままで聞いたこともあるし、このマークも見たことある方はたくさんいるかもしれません!
2.フェアトレードってなんだろう?
フェアトレードとは、認証商品を購入することで、
開発途上国の生産者をサポートすることに繋がる国際的な取り組みです。
フェアトレードには経済、社会、環境の3つの基準があり、
①経済的基準では
・フェアトレード最低価格の保証
・長期的な取引の促進
・必要に応じた前払いの保証
②社会的基準では
・安全な労働環境
・差別の禁止
・児童労働・強制労働の禁止
③環境的基準では
・農薬・薬品の使用削減と適正使用
・土壌・水源・生物多様性の保全
・遺伝子組み換え品の禁止
などがあります。
国際フェアトレード認証対象商品は規定されており、
コーヒー(焙煎豆)、生鮮食品(バナナ、りんご、アボカド、ココナッツなど)、カカオ(チョコレート)、蜂蜜、ナッツ(カシューナッツ、胡桃、アーモンド)、茶(紅茶、緑茶)などがあります。
この中でもよく見かけるのはチョコレートですね!
なので早速、購入してきました!
今回は、輸入食品を多く扱う「カルディコーヒー」と自然派の商品を多く集めた「ナチュラルローソン」に行って参りました。
3.カルディーコーヒーのフェアトレード食品を買ってみた!
カルディコーヒーでは、その名の名前もフェアトレードチョコレートを扱っており、
・ミルクチョコレート、
・ダークチョコレート(カカオ70%/80%)
・オレンジピール
の4種類がわたしが伺った店舗にはありました。
それと、カルディコーヒーの看板商品であるコーヒー豆には
・ウーマンズハンドフェアトレードブレンド、
・フェアトレードコスタリカ、
・ウーマンズハンドフェアトレードグアテマラ、
・フェアトレードブラジルダークロースト
などのお豆と、ドリップコーヒー、インスタントコーヒーがあるみたいです。
中でも今回は、
4種類の「フェアトレードチョコレート」と「ウーマンズハンドフェアトレードブレンド」を購入してみました。
ん?ところでウーマンズハンドとはなんなんだろう?
そう思っていると、ご丁寧にもカルディには「コーヒーガイド」という小冊子が置かれていました!
おいしいコーヒーの淹れ方や、コーヒーへのこだわり、好み別で分かりやすいコーナー豆一覧と世界の栽培地域マップが載っており、なにより気になっていた「環境や人に配慮したコーヒー」という項目ではフェアトレードを始めとした4種類のマークについて丁寧に書かれています。
この冊子はコーヒー好きの方には是非見てもらいたいです!
ウーマンズハンドコーヒーは『女性の笑顔をもっと増やそう』をモットーとした女性の自立支援、社会的地位の向上、経済的環境の改善を趣旨として作られたものみたいですね!
同じ女性としても気になる活動ですが、女性自身が栽培、収穫を行っているからこそウーマンズハンドという名前が付くみたいです。
こう聞くと、より味が気になる!
フェアトレード経済的基準の1個目【フェアトレード最低価格の保証】にもあるよう、
気になるお値段は、チョコレートは各4種類とも、50g(オレンジピール味は53g)で税込み185円でした。
確かに一般的に売られているチョコレートよりは若干値段が高いですが、日本自体物価が安いのでそう思ってしまうだけなのでしょうか?
コーヒー豆は200gで986円でした。
カルディ一番人気の「マイルドブレンド」が200gで594円ですので、比較するとこちらも少し高めなのがよくわかりますね。
4.ナチュラルローソンのフェアトレード商品を買ってみた!
お次にナチュラルローソンではお菓子コーナーでのフェアトレード商品が多く見受けられました。
今回は比較の意味も込めてローソンでも、バニラビーンズという企業が扱うカカオ70%のタブレットショコラ・ビターと、
パッケージの可愛さに魅了された、トニーズチョコロンリー(ミルクチョコレート味)を購入しました!
ナチュラルローソンではこれら以外にも、こだわったスイーツやお菓子を扱っているみたいで、
フェアトレードの商品の値段が書かれているポップが大きいので一目でわかります。
お値段はタブレットチョコレートは、35gで税込み540円、トニーズミルクチョコレートは50gで税込み346円でした。
いざ、実食!
わたし自身チョコレートは苦いのが好きなので、カルディのカカオ70%フェアトレードチョコレートから頂きました!
うん~!癖もなく、ほろ苦くて美味しいです。
チョコレートと一緒にコーヒーも飲みましたが、すっきりしてて飲みやすいです!どんな人でも飲みやすいなににでも合う味でした!
比較として同じカカオ70%のタブレットチョコレート・ショコラを食べてみました。
若干こっちのほうが苦いような気もしなくもないですが、どちらもとっても美味しいです。
続いては、カカオ80%を食べましたが、苦く、コクがあってやっぱり一番美味しいです。
オレンジピール味は、なんと、中にごろっとオレンジが入っており、噛むとオレンジの風味をしっかり感じることが出来ます。
最後に、トニーズチョコロンリーですが、この赤いパッケージ、可愛いだけじゃないんです。
このチョコは児童労働、強制労働のないカカオ生産を目指したモットーがあり、チョコ本体も、チョコレート業界の不均等を表したデザインになっています。
労働力にあった適正な価格で購入することができることもあり、このチョコレートバー一本で、チョコレート業界を知ることができると思います。
5.フェアトレードから考える世界の労働
ここまでフェアトレード(主にチョコレート)について書いてきましたが、
わたし自身フェアトレードについてはなんとなく名前を知っている程度でした。
しかし、自国の脱プラスチックや環境汚染について考える今、世界の労働についても考えるきっかけが必要です。
確かに日本は物価も安いため、食べ物もそれ以外も、安ければ安いほどいい傾向にあります。
ですが、その裏には適正な労働や対価があるかどうか、考えたことありますか?
わたしはありませんでした。
しかし今回、調べれば調べるほどどうにかしてこの問題に興味を持ってもらおうと、
努力している企業や団体があることを知り、改めて無知の恐ろしさに気付きました。
大変な世の中ではありますが、フェアトレードに限らず、世界や社会について自分から知るということが必要だと思います。
最後に、
ここまでお読み頂きありがとうございました!!
みなさんのフェアトレードに関する意識を変えるきっかけになれれば嬉しいです。
わたしもこれからもっと勉強して、世の中に置いていかれないよう努力するのみです。
みなさんも、チョコ一枚から世界と社会を知ってみませんか?