風呂敷がおしゃれで便利すぎる件

SDGs

風呂敷って家にありますか?

いきなりですが、これまでの生活で「風呂敷」を使った経験はありますか?
わたしは実際に使ったことがあるか必死で思い返してみても、無いと思います。逆に言うと覚えていないくらい使っていないことは確かです。

風呂敷にはなんとなく古いイメージがあります。「江戸時代のねずみ小僧」「和風版スカーフ」「そもそも手ぬぐいと何が違うの?」というくらい、私はあまり用途が思いつきません。

風呂という名前がついているくらいですので昔、お風呂に入る際にお洋服を包んだり、足拭きにしていたみたいです。しかし、今の時代で街の銭湯にいくためにわざわざ風呂敷につつんで持っていく人はきっと少ないはずです。そもそも家の外にお風呂に入りにいく週間もだいぶ減っていますし、当時に比べたら小さいバッグはものすごく増えているはずですよね。

ですので、風呂敷なんて、と言ったら失礼ですが日常生活で使ったことがある方のほうが少ないかと思います。

エコバッグの代わりという選択肢


2021年現在、日本のみならず世界では今、数々の環境問題が取り上げられていますね。アメリカの大統領となるバイデンさんは環境問題に熱心だとNHKでも取り上げられていました。

日本においては2020年7月1日から、レジ袋の有料化、が義務付けられました。コンビニの買い物でも「レジ袋は必要ですか?」と聞かれることが当たり前になってきましたよね。

この政策を機に、マイバッグやエコバッグを持つ人が増えたなと感じます。みなさんの周りでもマイバッグを持ち歩いている方は増えたのではないでしょうか?わたしも最近、折りたたんで小さくなるマイバッグを購入しましたが、使ってみるとこんなに便利だったのかと気づきました。

そんなマイバッグですが、少し気になる点があり、それはどんなものを買っても袋のサイズが変えられないため、物が横になってしまい物が崩れたり、バッグが汚れたりしてしまうことがありました。
せっかくお気に入りのマイバッグも汚れてしまったら、気分も落ち込んでしまいます

そこで、新しいマイバッグの購入という考えもありますが、せっかく使うなら便利で機能性もあるものを使ってみませんか?
そこで“風呂敷”という選択肢をご提案します!

しかし、マイバッグにするとはいえ、風呂敷は布1枚ですのでそのまま使うことはできませんので、まずは風呂敷の結び方からご紹介していきます!

基本の結び方「真結び」と「一つ結び

まずは基本となる「真結び(まむすび)」と」「一つ結び(ひとつむすび)」を習得しておきましょう。簡単でほどけにくい風呂敷を使うのに欠かせない結び方です。この二つを使うだけでバッグが作れちゃいます。

真結びのやり方

真結びは、美しく、ほどけにくい基本の結び方で、「固結び」と言われる結び方に近いです。ほどきたいときには、簡単に解くことができるので是非マスターして欲しい結び方です!

①結ぶ箇所を図のように交差させます。

②左側の持ち手を下から通します。

③もう一度、同じように結びます。

④結び目の両端を均等に引っ張ります。

⑤しっかりと結んだら、形を整えてできあがり!

一つ結びのやり方

一つ結びは、その名の通り、風呂敷の一つの角を単独で結ぶ結び方です。ものすごく簡単です(笑)

①まずは風呂敷の端を持ち、端から風呂敷を細く結びやすい形にしていきます。

②結びたい位置でくるっと輪っかを作りましょう。

③角の先を手前から輪っかにくぐらせて

④ギュッと結んで出来上がり!要は輪っかを作って通すだけなので、比較的簡単ですね!

いかがでしょう?なんかできそうな気がしてきませか?
私も調べながら、初めて挑戦してみたのですが、意外とあっさり真結びと一つ結びができたので、少し自信がわきました!せっかくなので、この結び方で風呂敷包みに挑戦してみたいなと思ったので、私が作ったバッグをご紹介させてください!

基本の結び方だけでバッグを作ってみた!

三角バッグ

三角バッグは結び方がとっても簡単で、折り紙が苦手なわたしでもマスターできたので不器用さんにもすぐに作れちゃいます!結び方は簡単なのにしっかり包めるのも嬉しいところ。


ショルダーバッグ


これは手持ち部分が長めになっているので見た目は普通のバッグのようなのがお洒落ですね。
しっかり結んだほうが強度も上がるので、大きめの風呂敷を使ったほうがいいように感じました。


水玉バッグ

今回作った中でもわたしが一番気に入ったバッグです。見た目も可愛らしく人と被らないオリジナルバッグ感があり、いろんな柄の風呂敷で作ってみたいですね。


 

実際に風呂敷でバッグをつくってみて、思っていたよりも簡単で使いたいときにサッと結べるので、これから取り入れたいなと思いました。それはなんといっても風呂敷ならではの素材が、バッグに品のある形を作り出してくれて、肌触りも良く、丈夫で強度が高いのも印象的でした。

確かに「結ぶことが手間」と感じる方もいらっしゃると思いますが、一度使ってみるとたくさんの用途に驚くはずです。今回は、家にたまたまあった風呂敷を使ってバッグを作ってみましたが、服とのコーディネーションで柄や色を考えてバッグを持てると、おしゃれの幅が広がるな、なんて感じました。

エコだから、だけではない。便利だから持つ風呂敷


風呂敷の使い方として、今回のようなマイバッグだけでなく、普段のお弁当を包んだり、こぼしたお水を少し拭いたり、使用前後に小さく持っておけるのが便利なので急な事態に役立てます。

SDGsや環境問題が毎日のようにニュースで取り上げられていますが、自分のためのおしゃれや、相手の贈り物に使うように身近なことから始めてみるのが一番長続きするような気がしています。

例えば、お歳暮や、誕生日やちょっとしたお礼の贈り物の際に、風呂敷で包んであったら素敵じゃありませんか?自分で包むことによって贈り物にも愛情が入り、受け取る側にもきっと伝わるはずです。また、きれいな風呂敷に包んであったら、それだけで高級そうに見えたりするので雰囲気やイメージ作りでも一役買ってくれそうです(笑)

たくさんの用途がある風呂敷のなかで今回はマイバッグとしての活用をご紹介しました!
みなさんも自分のお気に入りの風呂敷を見つけて、持ち歩いてみませんか?

シラス

餃子と鰹が好きです。最近は、町中華と温泉巡りも好きです。 餃子のお供に、炒飯と酸辣湯を必ず注文します。 今年の目標は、美味しい酸辣湯麺屋さんをみつけること、...

プロフィール

関連記事一覧