つるとろの極上泉質『奈良田の里温泉』~山梨の秘湯・日帰り温泉

南アルプスの麓、山梨県早川町の秘湯『奈良田の里温泉』。
山梨イチともいわれる泉質は、平成28年第1回温泉総選挙でうる肌部門全国第3位に選ばれる高評価。
記録では西暦758年にすでに文献に登場する歴史ある源泉です。
女帝・孝謙天皇が758年にこの地を訪れ、地元の人々は「奈良王様」ともてなしたと言われています。
20日間湯治して病を完治した後、この地を大変気に入った孝謙天皇は更に8年間も滞在したと言われ「女帝の湯」と呼ばれてます。
そして、武田信玄の隠し湯であったとか。
泉質が魅力のこちらの温泉は3年ぶり2度目の訪問です。
静岡の第二東名「新清水IC」から北上するルートと、山梨の中央道「甲府南IC」から行くルートがありますが、どちらからも結構遠くて2時間近くかかります。
冬季は通行止めなどがあるの要確認。
山奥の割には、道は整備されていて、走りやすいです。
国道37号線沿いにある駐車場に車を止め、結構急な坂道、階段を上った高台に温泉はあります。
お湯は、41℃の源泉を全く手を加えず完全掛け流し!! 総ヒノキの湯船はそれほど大きくなく、内湯しかありませんが、窓から南アルプスの山々が一望できます。 無色透明でなめらかな、つるつるとろとろの湯。画像右側が少し熱めのお湯で、左側がぬる湯です。 洗い場は6個で蛇口は止まらないタイプ、ボディソープとリンスインシャンプーあり。 ドライヤーは1つのみです。 土曜日の正午ごろでしたが、貸し切り状態。あがるころに、3名ほど入ってきました。 登山口のバスの発着点なので、時間によっては、混みあうこともありそうです。 温泉目当てなら、登山客が少ない早めの時間を狙いたいところ。 |
入浴料550円と安いのですが、1回のみしか入れません。
休憩してまた入りたい場合は、休憩室の利用料込の1500円の入浴料を払う必要があります。
食事処「こんぼうず」では、ほうとうや、馬もつ煮といった、土地の物が提供されていて美味しそうなのですが、食事をしても、その後にお風呂に入れないのは、かなり残念な感じ。
食堂前の通路に長椅子が2つあるだけで、それ以外に座って休む所もなく、
長椅子に座って連れを待っていたら、お風呂入ったらさっさと帰ってほしい感がひしひしと伝わってきて、居づらい感じがしました。
ゆっくりしたかったら、1500円払って休憩室を利用してほしいということなんでしょうね。
システム的に微妙にもやもやする部分はありますが、温泉自体はとてもおススメで、何度でも訪れたくなる名湯です。
【奈良田の里温泉】
住所:早川町奈良田486
TEL:0556-48-2552
開館時間9:00-18:00(受付は30分前に終了)
水曜休(水曜祝日の場合は木曜休)、12/28~1/2休館
日帰り入浴料金:
一回入浴 大人550円 子ども220円
休憩室利用(入浴料込) 大人1,500円 子ども500円